2015/02/19
権現崎
車で観光地巡りをするとき ”乗ってるだけでなく少しでも歩こう” という見上げた心がけのワシら夫婦。これなど手軽なハイキングだ, とばかりに権現崎を予備知識皆無, おもいつきだけで, いくつかあるコ-スのうち最も短時間で行けるコ-スとしてここを選んだ。
車でレストハウスまで行けるはずだったが, 災害による通行止めだった。ここから歩いてもそう長い距離でもないようだが, 意欲減退。でも折角来たのだから, せめてレストハウスまででも歩こう, ということになった。通行止めを突破することになるので, 勿論, 自己責任である。
当たり前だが本当に危ない遊歩道だった。崩れる兆候があったら直ぐ逃げられるように, 斜面を見上げながら恐々歩く
車でレストハウスまで行けるはずだったが, 災害による通行止めだった。ここから歩いてもそう長い距離でもないようだが, 意欲減退。でも折角来たのだから, せめてレストハウスまででも歩こう, ということになった。通行止めを突破することになるので, 勿論, 自己責任である。
当たり前だが本当に危ない遊歩道だった。崩れる兆候があったら直ぐ逃げられるように, 斜面を見上げながら恐々歩く
結構な急坂ではないか。改めて 「止めよう」と。4年前の記録である。今は整備完了(と信じたい)場所
キャニオンコ-ス
(H25.6.11)
(H25.6.11)
津軽半島の権現崎が今回の同半島プチ旅のメインであった複数のサイトをまとめると, どうやら, 海岸コ-ス→権現崎→山手コ-スと周回するのが理想的なようだが, 海岸コ-スは今, 通行止め。今回は山手コ-ス往復とはせず, 行きは通行止めになっているキャニオンコ-スを, 帰りを山手コ-ス利用の部分周回と計画した。
災害前はキャニオン・ハウスまで車で行けたようだが, 今も通行止めが続いている。ただし4年前と比べると明らかに復旧されているのが分かった。老生が準備をしている間にも釣りの車が続々と押し寄せてきて, バリケ-ド前は満車状態である。
キャニオン・ハウスから更に一段高いこの駐車場がコ-ス入口だ。復旧すればここも賑わうことだろう。右の施設はトイレ, 無論, 閉鎖されている。舗装された細い遊歩道が緩く上がっている。「このまま最後まで?!」 と喜んだのも束の間, 両側から草が覆い被さってコ-スが見えなくなった。通行止めのコ-スなので不満は云えない。
ひょいと左を見ると, 嬉しいことに東北電力の巡視路が整備されて上がっていた。右に, すっかり草に覆われた遊歩道を見ながら, しばらく管理道を上がる。
その遊歩道と管理道はここで合流する。道標によれば, ここまでキャニオンハウスから0.3km, 権現崎まで0.8km。また, 更に直ぐ左には展望台もあるようだ。
ここで迷ったのは, このまま管理道を登るべきか, それとも階段の遊歩道にするか。というのは, どうやら遊歩道は林間コ-スとなるようで, 草が五月蠅いだろうし...。結局, このまま管理道を歩くことにする。
しばらく管理道を歩いたのだが, 行く手がヤブと化すにおよんで断念。並行していた遊歩道に下りた。
遊歩道に下りたところでパニックになった。真っ直ぐ上がるコ-スの他に, 画のように左へ入る小道があるのだ。おまけに左の道には数本の赤いテ-プが。あたかも 「こっちだよ爺様, こっちだってば」 と, 戸惑うワシを怒っているような。
迷った。ここでは本当に散々, 迷った。タバコを2本も吸って。
結局, 直進と決定。理由は...ワシの鋭い勘による。合理的な根拠はない。老生の勘は今まで当たったためしがないことをすっかり忘れていた。
この直進コ-ス, じきに恐怖の崖となり死ぬ思いをすることになるとは。転落の恐怖と戦って這い上がったら, 今度は行き止まり!!。わずかに, 右上に誰か (熊か) 通ったような跡が見えたのでよじ登ると, 直に下りに。
突然, こんな快適なコ-スに飛び出した。山手コ-スでである。どゆこと?, いやいや, 考えるまでもなく, ワシの判断ミスである。思うに 「通行止めではあるが, 最も短いコ-スを自己責任で歩くハイカ-のために, 間違い易いあの分岐で, 正しいコ-スを赤テ-プで教えてくれている」 ということではないか。尤も, 今頃 「思って」 も遅い。
快適な遊歩道を少し行くと展望ポイントがあった。キャニオンハウスが見える。
Y字路に着いた。この道標によれば, つまり ”下前バス停” 方向がキャニオンハウス方向ということだろう。その方向を観れば, 山手コ-ス同様の快適な道が続いている。
ここから権現崎までは爽やかなハイキングコ-ス, 警告板もないところから熊の心配もないようだ。
水を飲もうとしたら, ザックからペットボトルが抜け落ちていた。あの死の崖だろう。まだ一口も飲んでいなかったのに...。否, 命を落とさなくて良かった, とプラス思考で諦めよう。
「あ~, トイレね。ネットにあったなあ」 と帰りも無視した愚かなワシ。三角点にはここから行くというのに。結局, 尾崎山には行かなかったことになる。
尾崎神社着。参拝, 無事を心から感謝した。残念ながら展望台には上がれなかった。
権現崎展望広場
災害前はキャニオン・ハウスまで車で行けたようだが, 今も通行止めが続いている。ただし4年前と比べると明らかに復旧されているのが分かった。老生が準備をしている間にも釣りの車が続々と押し寄せてきて, バリケ-ド前は満車状態である。
キャニオン・ハウスから更に一段高いこの駐車場がコ-ス入口だ。復旧すればここも賑わうことだろう。右の施設はトイレ, 無論, 閉鎖されている。舗装された細い遊歩道が緩く上がっている。「このまま最後まで?!」 と喜んだのも束の間, 両側から草が覆い被さってコ-スが見えなくなった。通行止めのコ-スなので不満は云えない。
ひょいと左を見ると, 嬉しいことに東北電力の巡視路が整備されて上がっていた。右に, すっかり草に覆われた遊歩道を見ながら, しばらく管理道を上がる。
その遊歩道と管理道はここで合流する。道標によれば, ここまでキャニオンハウスから0.3km, 権現崎まで0.8km。また, 更に直ぐ左には展望台もあるようだ。
ここで迷ったのは, このまま管理道を登るべきか, それとも階段の遊歩道にするか。というのは, どうやら遊歩道は林間コ-スとなるようで, 草が五月蠅いだろうし...。結局, このまま管理道を歩くことにする。
しばらく管理道を歩いたのだが, 行く手がヤブと化すにおよんで断念。並行していた遊歩道に下りた。
遊歩道に下りたところでパニックになった。真っ直ぐ上がるコ-スの他に, 画のように左へ入る小道があるのだ。おまけに左の道には数本の赤いテ-プが。あたかも 「こっちだよ爺様, こっちだってば」 と, 戸惑うワシを怒っているような。
迷った。ここでは本当に散々, 迷った。タバコを2本も吸って。
結局, 直進と決定。理由は...ワシの鋭い勘による。合理的な根拠はない。老生の勘は今まで当たったためしがないことをすっかり忘れていた。
この直進コ-ス, じきに恐怖の崖となり死ぬ思いをすることになるとは。転落の恐怖と戦って這い上がったら, 今度は行き止まり!!。わずかに, 右上に誰か (熊か) 通ったような跡が見えたのでよじ登ると, 直に下りに。
突然, こんな快適なコ-スに飛び出した。山手コ-スでである。どゆこと?, いやいや, 考えるまでもなく, ワシの判断ミスである。思うに 「通行止めではあるが, 最も短いコ-スを自己責任で歩くハイカ-のために, 間違い易いあの分岐で, 正しいコ-スを赤テ-プで教えてくれている」 ということではないか。尤も, 今頃 「思って」 も遅い。
快適な遊歩道を少し行くと展望ポイントがあった。キャニオンハウスが見える。
Y字路に着いた。この道標によれば, つまり ”下前バス停” 方向がキャニオンハウス方向ということだろう。その方向を観れば, 山手コ-ス同様の快適な道が続いている。
ここから権現崎までは爽やかなハイキングコ-ス, 警告板もないところから熊の心配もないようだ。
水を飲もうとしたら, ザックからペットボトルが抜け落ちていた。あの死の崖だろう。まだ一口も飲んでいなかったのに...。否, 命を落とさなくて良かった, とプラス思考で諦めよう。
「あ~, トイレね。ネットにあったなあ」 と帰りも無視した愚かなワシ。三角点にはここから行くというのに。結局, 尾崎山には行かなかったことになる。
尾崎神社着。参拝, 無事を心から感謝した。残念ながら展望台には上がれなかった。
権現崎展望広場
あまりの絶景に言葉が出ない。




ネットを巡っていて飛び上がった。何と, キャニオンコ-スから, 展望広場から見えるあの白亜の燈台に行くコ-スがあったとは!!。画でもちゃんと赤い階段も見える。行く。必ず。キャニオンコ-スのリベンジと合わせて。
山手コ-ス
権現崎からは山手コ-スを下り, 途中, 下前地区にショ-トカットする。登ってきた恐怖の崖を戻るのは論外, 正しい (と思われる)
キャニオンコ-スを下りる選択肢もあるわけだが, 絶対間違いない, という確信はないので, 最も安全・確実に下りられるのはこれしかない。
急坂, 危険な箇所など一切なく, 似たような林間コ-スが緩く下がっていく。案内図によれば, 最初の分岐が下前地区へのショ-トカットなはずだ。
熊に注意の警告板は皆無なので, この周辺にはいないのだろう。大安心だ。が, 突然, ガサガサという物音がして背筋が凍る。出たか !!。見ると, カモシカが谷から上がってコ-スに出てきた。「一枚だけでいいから, 撮らせてね」 という願いどおり, 一枚だけ撮らせて走り去っていった。出来れば, もう少しズ-ムしたかったのに。
一ヶ所だけ展望があった。あれは一番上の駐車場だろう。
足取りも軽く, というのはこのことだろう。実に快適なコ-スだ。
ここだ, 下前地区へのショ-トカットは。ベンチに座って先ず一本。水のないのが辛い。
急坂である。階段は苦手だが, ここでは助かった。
しっかりした階段が長く続く。このコ-スを登るときは厳しそうだ。
庭先をかすめるようなコ-スに [おもさげ なござんす] と, 心で詫びながら通る。
県道に下りた。ここの目印は 「権現崎→1600m」 の道標, 近くに駐車場, 駐車スペ-スはない。路駐しか。
急坂, 危険な箇所など一切なく, 似たような林間コ-スが緩く下がっていく。案内図によれば, 最初の分岐が下前地区へのショ-トカットなはずだ。
熊に注意の警告板は皆無なので, この周辺にはいないのだろう。大安心だ。が, 突然, ガサガサという物音がして背筋が凍る。出たか !!。見ると, カモシカが谷から上がってコ-スに出てきた。「一枚だけでいいから, 撮らせてね」 という願いどおり, 一枚だけ撮らせて走り去っていった。出来れば, もう少しズ-ムしたかったのに。
一ヶ所だけ展望があった。あれは一番上の駐車場だろう。
足取りも軽く, というのはこのことだろう。実に快適なコ-スだ。
ここだ, 下前地区へのショ-トカットは。ベンチに座って先ず一本。水のないのが辛い。
急坂である。階段は苦手だが, ここでは助かった。
しっかりした階段が長く続く。このコ-スを登るときは厳しそうだ。
庭先をかすめるようなコ-スに [おもさげ なござんす] と, 心で詫びながら通る。
県道に下りた。ここの目印は 「権現崎→1600m」 の道標, 近くに駐車場, 駐車スペ-スはない。路駐しか。
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tomozoh1003 at 08:57│歩く(青森)